インディアンに学ぶ人生哲学
またもや天外氏の本です。
インディアンの世界のことは良く知りませんでしたが、インディアン社会は「成熟した社会のプロトタイプになるかという章もあるように、その考え方、生き方が今の世の中に足りないものが何かを教えてくれるようです。紹介されている長老たちの言葉が、ひとつひとつ響いてきます。
最後に【日本流サンダンスを企画する】という章があり、身近な祭り好きの人を思い出しました。インディアンのサンダンスは、8月に4日間行われる儀式です。サンダンサーは4日間飲まず食わずで太陽の出ている間踊り続けるんだそうです。またピアスをして肉体の一部をささげるような儀式もあるんだそうです。
が、さすがに日本流を考えた場合はそこまでは必要なさそうです。
以下は引用です。
このようなイベントを行う目的はなんでしょうか。必ずしも言語でちゃんと記述できるとは思いませんが、以下に示したいと思います。
(1)ストレス発散
(2)理性の抑圧の呪縛を解く
(3)非日常体験をする
(4)トランス(変性意識)状態を体験する
(5)心の平安を得る
(6)神もしくは宇宙の根源との一体感を得る
(7)意識の成長・進化を促進する
(8)明日の活動のためのエネルギーを充電する
(9)参加した人々の間での心のつながりを得る
このような、ゆるやかで深いトランス状態に入るためには、次のようなことが有効と思われます。
(1)歌
(2)リズム(ドラム)
(3)踊り(繰り返しの動き)
(4)呼吸
(5)断食(または半断食)
’6)自然な環境(場のエネルギー)
(7)香り(お香、セージなど)
(8)聖なる、そして厳粛なる雰囲気
実際にこのような祭りを行うためにはインディアンの世界をもっと知るべきでしょうが、今、改めて光を当てるべき世界なのかもしれないと思います。
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