バイバイ、クロ。
先週の日曜日、1月22日の夜に、クロが逝ってしまいました。4歳半でした。
昨年10月に、クロの首のあたりにヘンなしこりが出来ているのに気づいて病院に連れてゆき、リンパ腫と診断されてからは抗がん剤などを投与する闘病生活を送っていました。肺にも水が溜まって呼吸が苦しそうになった時は水を抜く処置をしてもらったりもしていました。
薬投与→しこりが小さくなる→また大きくなる→薬を変える→小さくなる→また大きくなる→薬を変える・・・。
効果がなかなか見られないまま3カ月ちょっと。
ふさふさの毛が自慢だったけれど、顔の下の首のあたりと、点滴のために両前足の毛がそってあって一層痩せっぽっちに見えてました。更に年末からは急激に痩せてきて本当にガリガリになってしまってました。背中を撫でてもすぐ骨にあたるようなカンジ。
年明けはもう歩くのもやっとという感じでしたが、ご飯は食べにくるので、カリカリを止めて大好きな猫缶ばかりにしてました。
でもだんだんご飯もたべられなくなって、呼吸も粗くなってきてはいました。
前夜、珍しくコタツによりそって寝ていたので私もそばに寝転がって、クロに話しかけたりしていました。なんとなくその日が近いような気もして、ありがとうね、とかお礼を言っていたように思います。呼吸が荒くなって止まりそうになったように見えた時は、本当にひやっとして、「クロ!!」と呼びかけたりもしました。その時はまた粗いなりにも呼吸が戻ったのでホッとしたりしてたのですが・・・。
当日、家の中は別件でバタバタしていましたがクロが急に猫トイレでうずくまって動かなくなったりとヘンな動きがあったので、お昼ごろ、ktbkが病院に連れて行き、また胸の水を抜いてもらったり別の薬を投与してもらったりしました。キャットフードでは無いものでも食べられそうなものをあげようと、いろいろ用意もしました。少し楽になってよかったね、と思っていたのですが…。
夜になって、人の夕飯が終わってそれぞれ何かやっている間に・・・クロは部屋の片隅でひっそりと逝っていました。
タビは時々クロのところにやってきてスンスンと匂いを嗅いだりしていましたが、分かったのでしょうか。
最後に布団がわりにしていた古い半纏でクロをくるんで段ボールに移し、家にあったお花を添えました。私たちはかわるがわるクロを撫でました。
翌日の月曜日、私とktbkは半日休暇を取ってクロを斎場に連れてゆくことにしました。
子どもたちは朝、それぞれにお別れをしていました。
斎場では昔私の実家で飼っていた同じ名前のクロという猫もそこで眠っているので、うちのクロもよろしくとお参りしました。
そこから帰る時、道端で黒猫がこちらを見ていました。
「クロが見送ってくれてるみたいだね」
「バイバイ、クロ」
その猫にそう言ったら、本当にもうクロには会えないんだという事実が改めて突き刺さってきて、二人でまた涙が止まりませんでした。
2007年の7月に家にやって来てから、短いあいだでした。
ありがとう。
バイバイ、クロ。
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